weeeek 室伏広治 BLコミック


彼が言葉を発するたびに篝のそれがあたたかい口腔を右に左に移動する。「……どうなるかはもう知ってるよ。自分の体だからね」。

「無理だ…俺には無理だ。いつもみたいに君がやればいいだろ」。「いや、出る」。一度きっかけを与えられると、胸の先端は見る間に尖って立ち上がった。一郎は、キスと接吻がイコールで繋がるのにしばらくかかったが、分かった途端闇雲に暴れ出す。「本当に構わないんだな?」。夕食の後、部屋に引きこもった由貴に、一城はくっついて共にこもる。

文句をさらに言おうとしたら、村岡の唇が志郎の口を塞いでいた。「バカになんかしてない。キスしたかったからした。お前のこと、女と勘違いしたわけじゃねぇ。この意味、わかるか?」。と尋ねる。「永田さん……じゃなくて、真人、どうすんだよ」。

「……ん?ああ、聞いた。この前は怒鳴って悪かった。……それで?……うん」。けれど怒りもせずに永田はそのまま、布団にくるまって眠ってしまった。「そうだよ。無理やりされたわけじゃ、ないんだから」。その言葉に、竜は頬を引きつらせた。「だって……その……これはやっぱり納得しておかないと、今後……」。「まぁ、いいや。ともかく寝よう」。言い募る恋人の唇を深い口づけで塞(ふさ)ぎ、シャツの釦(ボタン)を外しながら梶は囁(ささや)いた。

「どういうこと?」。


ボーイズラブ小説作品紹介


音大生の柴崎ヒカルは、伝説のジャズ・ピアニストと呼ばれるシンジョウに強い憧れを抱いていた。ある夜、〈レジェンド〉というバーを訪れたヒカルは、オーナーの新条哲也が探し求めていたシンジョウと知る。シンジョウの生演奏を聴いてみたい一心から、〈レジェンド〉でアルバイトを始めたヒカルだが、なぜか新条はピアノを頑なに弾こうとしなかった。

タイトル:愛の夢ミッドナイト・レザナンス
著 者 名:有馬さつき
レーベル:ダリア文庫e
発 行 元:講談社

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