Major 長田栄二 少年愛小説
の外観を見上げた。「この寝室は本来禁煙なんだけどね。吸いたい?」。怪我の具合というよりも、家に帰せばすぐに現場にでかねないからと、雅和が病院に手をまわしてしまったのだ。どうやら俺は、この男に……。自分が修羅場に入った時は、大鍋いっぱいにこういった料理を作って、まるまる二週間ずぅーっと同じメニューが続くこともあった。「バカやろう……」。
乗客が一斉に動き出す。
自分の命を救ってくれた天使と同じ顔の、突然現れた従兄弟。「本当にいいの?最後まで……いかなくて」。自分に何が求められているのか、克彦は自信のある答えを見つけられなかった。「逃げることはないだろう。楽しもうって言ってるんだ、どうせ千野とも遊んでるんだろう?桐島課長だけじゃないくせに…」。
気持ちいいぞ…これは)やっとのことで唇を離した長谷川は、こんな危ないことを思った。「おまえにわかるように説明するのは難しそうだ。おまえ、本当にバカだから」。
甘いのに、どこか渇いた肌の匂いが、不思議と和を落ち着かせ、同時に心騒がせもする。そんな男じゃないと思いたい。嫌悪はなかった。「だろ」。
と宗一郎に見せつける。「そうだよ。使い方は、判るな?」。「もしや私は、拒絶された……?」。巴は心底落ち込み、がっかりしてしまって、ベッドから立ちあがる気力もなくなっていた。薄い茶色の瞳に、困惑の色が濃く映し出されている。だから広司は、以前の暴言のお詫びも兼ねて、気合い一発ほっぺにチューをしたのだ。だがしなかったら、何もかもが終わってしまうのだ。
ボーイズラブ小説作品紹介
音大生の柴崎ヒカルは、伝説のジャズ・ピアニストと呼ばれるシンジョウに強い憧れを抱いていた。ある夜、〈レジェンド〉というバーを訪れたヒカルは、オーナーの新条哲也が探し求めていたシンジョウと知る。シンジョウの生演奏を聴いてみたい一心から、〈レジェンド〉でアルバイトを始めたヒカルだが、なぜか新条はピアノを頑なに弾こうとしなかった。
タイトル:愛の夢ミッドナイト・レザナンス
著 者 名:有馬さつき
レーベル:ダリア文庫e
発 行 元:講談社
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