ジャニーズ少年隊 土江寛裕 BLコミック


「毎日、サンキュ。すっごく助かる」。応えるように榊原の舌は、さらに激しく動き、吸い上げる強さも増していた。その仕種が見えたかのように篝は低く笑う。「大嫌いだ」。幸也は目を丸くして、陸の肩口から顔を起こした。「解雇するって、さっき言ったのは志郎だ」。

「……そう、分かった。じゃオーナー、申し訳ないですが、出社時間を一時間遅くしていただくか、工房にはタッチしないですむようにしていただけますか」。(えへへー……、グッバイ、昨日までグジグジ悩んでた俺。勇太郎はトランクス一丁でズカズカと玲司の前に立ち、腰に手を当てる。そのように役に立つ者なればこそ、憲貞が与兵衛を引き立てるのも当然と言えば当然だとは小太郎も思う――少なくとも、理性では。真は誠巳を抱いていた腕を離し、そっぽを向いて煙草に火を点けた。二人はラーブラブのはずで。「思ってるよ。思ってる。──なあ、先生」。

美幸はニヤリと笑うと、ベッドルームからリビングへ向かった。

よく来たな、だとぉ?竜は拳を握りしめ、額に怒りマークを何個もつける。「ありがとう。こんな時間においしい珈琲を飲めて、今日はこれだけでもラッキーだった」。

吐息混じりの嗄《か》れた声で呼ばれ、その甘さにあらがう意志さえ根こそぎ奪い去られそうになる。体は壁に押しつけられた。階下は真っ暗だ。「法事で全員いなかです。帰宅は明日の夕方ですよ」。

白桜も応えてきた。「ん?」。同僚に惚れたらいけない。やがて歯列を割って、やわらかい感触が侵入してくると、自ら唇を開いて受け入れる。


ボーイズラブ小説作品紹介


ゴールデンウイーク明けの朝、トオルは会社に行くのを渋っていた。事情を知る飯島は、トオルの気持ちを察しながらも、なんとか説得して出勤させる。トオルが旅行先でバッタリと顔を合わせた早川は、あろうことかロイスを恋人と勘違いしていたが、そんな誤解をトオル自ら解けるはずもない。そのうえ、夏目には引っ越ししたことがばれてしまい……。

タイトル:終わらない週末ヘヴィデイズ
著 者 名:有馬さつき
レーベル:ダリア文庫e
発 行 元:講談社

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